オリジナル和菓子の木型 製作事例 「case2 立体の見本をいただいて製作」

「case2 立体の見本をいただいて製作」させていただいた事例をご紹介させていただきます。


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小樽にある「菓匠 新倉屋」さんから、新年上生菓子として製造販売された「干支~巳~(煉切)」のオリジナル木型をご紹介させていただきます。


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今回は、和菓子職人さんが粘土で作った見本をいただき、それをもとに製作しました。

この粘土の段階で、大きさやデザインについてかなり検討されていたので、忠実に再現することを大切にしました。


  • これを3Dスキャナーでデータを取りました。このままでは、光が反射してうまくスキャンできなかったので、白いスプレーをかけて、データを取りました。
  • 3Dデータの表面をニュアンスを残しながら滑らかになるように修正しました。また、今回は蛇の丸みを出すために型を分割することにしたので、パーティングライン(分割する位置)の調整もデータ上で行いました。

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水目桜の木を彫った状態です。


  • 修正した3Dデータから切削データを作成し、加工機で彫りました。木を加工機で彫ると毛羽立つという問題がありましたが、ツールの選定と加工機の設定である程度クリアしています。
  • しかし、最後は手道具で手仕上げしています。

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上蓋も作り、完成です。


  • 上生菓子の製造時も、問題なく使用できていると伺っています。
  • ほかにはないオリジナル製品として、好評だったと喜んでいただけました。

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